3地区連携会議の開催
   

 新潟県内でイバラトミヨの保護活動に携わる3団体が、それぞれの団体が抱える課題を認識し、今後の連携の方向性を協議するため、5月22日(土)に五泉市で3地区連携会議を開催しました。
  会議では、3団体から活動の現状と課題が報告されました。イバラトミヨ・水芭蕉の会からは、地本地区に保護池を整備し、保全を進めてきたが、中条周辺のその他の生息地の保全のあり方が課題となっているという報告がありました。
 また、加治川ネット21からは、新発田市の太斎地区の県営ほ場整備事業の区域内でイバラトミヨやホトケドジョウなどの貴重な生物が本年度確認され、当初計画で事業を実施した場合、これらの貴重な生物が絶滅してしまう可能性が高い状況にあるとの報告がなされました。
  五泉トゲソを守る会からは、イバラトミヨの生息地周辺の方々の保護活動への参加や企業の排水などによって悪化した河川環境が復元しないなどの課題が報告されました。
  その他、様々な意見の交換が行われ、「開発に反対するだけの圧力団体になるのではなく、共生の道を探していくことも重要なのでは」といった意見が出されました。
  今後の連携活動として、イバラトミヨと同じトゲウオ科のトミヨやイトヨの保護活動を行っている石川県美川町と福井県大野市を訪問し、交流会を開くことを決定しました。


▲会議では多くの意見が出されました

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