トゲソの里は、ブナ林の菅名岳(標高:909m)を背後に、阿賀野川と早出川で形成された扇状地にあり、湧水が豊富にあります。
 五泉トゲソの会の活動拠点の五泉市土掘地区周辺では、扇状地の先端に位置する段丘崖沿いに自噴井戸が10カ所以上見られます。これらの湧水は、どばしっこ清水という名称で、平成23年に新潟県の名水に選定されました。
 近年は湧水が減少傾向にあり、河川の河床低下や周辺の工場の地下水の過剰揚水などが要因の一部と言われています。
 トゲソは冷水性の小型淡水魚であり、流れの穏やかなところにしか生息できないため、トゲソの生息地は、湧き水の湧いている場所に限られています。そのため、トゲソは湧水環境の見張り番といわれ、私たちに湧水の大切さなど多くのメッセージを伝えてくれます。
 そこで、五泉トゲソの会では、清らかな水が湧き続ける環境を未来の残すため、湧水小屋をつくるなど湧水の大切さを理解していただく活動も行っています。

トゲソの里の自噴井戸

トゲソの里の湧水小屋
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